恋桜満開CHU!


零央が旅立ち、私は空港を出た


出口には私を待つ海斗の姿があった


私に気付き、ニコッと笑い、「よくやった」と言ってくれた


私の目には涙が溢れている


「ちゃんと言えたか?」


私はコクコクと何度も頷く


海斗の元へ近寄り、ただ声をあげずに静かに泣いた


「乗れよ、椎名。帰ろ」


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