気持ちの先にあるもの
「でもな、聞いてる話やと手紙を見て何か思い出しかけて頭痛くなったんやんな?」

「たぶん・・それが原因だと思う。。私も混乱してたから。」

「じゃあそうとして、何回か雪江とのこと思い出させれそうなこと繰り返したら記憶戻るかもしれへんやん!」

「でも毎回春樹君が苦しそうなん見るん嫌やな。。」

私の頭に先ほどの春樹君が浮かんだ。

コツン!!
理恵が私の頭を軽く小突く。

「マイナスマイナスに考えるのが雪江のあかんとこやで!1回で成功させたら良いんよ!あんだけ春樹君、雪江のこと好きやってんから大丈夫やって!」

また泣いちゃいそう・・

理恵ありがとう・・・

ほんまありがとう・・・

「はい!!」

「じゃあとりあえず中入ろ!!ねっ?」

「うん。。」
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