気持ちの先にあるもの
「春樹君はあの事故で恐らく頭を強く打っていたと思われます。そのせいで1番想い募っていた記憶だけが途切れてしまったんだと思います。」
「それが雪江との記憶・・・?」
理恵が信じられないという顔をして聞き直す。
「恐らく。春樹君はみなさんの話を聞いていると最近ずっと山村さんの事ばかり考えていて、彼の中で1番印象深い出来事だったのではないでしょうか?」
「たぶん・・・俺の知ってる春樹の中では1番幸せそうやった。。毎日ニコニコしとったし。」
「何の保証も無いんですがあの容態になる原因は今の時点でそれしか考えられないんです。。」
先生も申し訳なさそうな顔をしている。
達也君も理恵も黙り込んでしまった。
・・・・。
「じゃあどうやったら記憶は戻せますか?」
私は沈黙に耐えられず1番知りたい事を聞いた。
「今日、お母さんにも説明したんですが記憶を無理やり戻すのは危険なんです。私も脳外科の先生にも相談したんですが、春樹君の体を考えるならこのままが1番なんです・・・」
そんな・・・・
「それが雪江との記憶・・・?」
理恵が信じられないという顔をして聞き直す。
「恐らく。春樹君はみなさんの話を聞いていると最近ずっと山村さんの事ばかり考えていて、彼の中で1番印象深い出来事だったのではないでしょうか?」
「たぶん・・・俺の知ってる春樹の中では1番幸せそうやった。。毎日ニコニコしとったし。」
「何の保証も無いんですがあの容態になる原因は今の時点でそれしか考えられないんです。。」
先生も申し訳なさそうな顔をしている。
達也君も理恵も黙り込んでしまった。
・・・・。
「じゃあどうやったら記憶は戻せますか?」
私は沈黙に耐えられず1番知りたい事を聞いた。
「今日、お母さんにも説明したんですが記憶を無理やり戻すのは危険なんです。私も脳外科の先生にも相談したんですが、春樹君の体を考えるならこのままが1番なんです・・・」
そんな・・・・