気持ちの先にあるもの

ドンッと尻餅をつく、
こいつ思いきり押しよった。

「ゲホッゲホッ・・！ 初めて会った日・・？」

「そうや！！俺とお前でマクド行って理恵と雪江ちゃんと仲良くなったやろ・・・？」

・・・・？
何を言うてるんや達也は。
マクド？
雪江と初めて会ったんは今日でマクドやったんか？

・・・あかん。
覚えてない、そうやったんか？
雪江はいつの間にか友達になってたぐらいしか分からん・・・

「すまん・・、本間に覚えてないわ。。」


「・・・・・・・・・・。そうか、春樹が覚えてなくても雪江ちゃんは絶対忘れてないんや！やから泣かしたこと明日謝らな許さんからな！！」

まだ怒りが収まらないらしい、達也の口調が荒い。

「ちょっと待てや！・・・じゃあ何で僕は達也と理恵ちゃんが仲良かったんは覚えてるんや、去年の今日初めて知り合ったのに？」

そうだ。
何か引っ掛かっていた、
去年の今日にマクドに行って雪江と知り合った記憶は無いが確かに達也と理恵が知り合ったのは覚えている。。

何やこの違和感・・・？

ズキッ！
頭が痛む・・・