気持ちの先にあるもの
僕か・・?

振り返ると20代半ばぐらいのちゃらちゃらした男が車から降りてきた。

「おぉおぉ!えらい元気なったなぁ!もう大丈夫なんか?」

なんや!この腹の立つ喋り方は。
それにこの人だれや。

「あんた誰や?てか何のことや?」

「何のこと?まぁ覚えてないんもしゃあないか!被害者やもんなぁ」

被害者・・・?

「俺は君のおかげで散々苦労したお兄さんや!ちょっと聞きたいんやけどなぁ、君の連れの男に達也言うんおるやろ?」

なんだこいつ・・・
達也の知り合いか?
にしてはガラが悪すぎる。

「おるけどなんやねん?」

「そいつ学校ここやろ?いつ来るんや?」

明らか怪しいな・・・

「知らんわ!てか被害者って何やねん?」

「その連れにでも聞いてみぃや!」

男がニヤニヤしながら1言そう言う。

「まぁえぇわ!知らんのやったらまた来るわ。」

捨て台詞をはくと車に戻っていった。


意味が分からない・・・

被害者・・・?

どういうことや・・・
< 123 / 136 >

この作品をシェア

pagetop