気持ちの先にあるもの
あかん・・・

むっちゃ痛い・・・


「春樹君・・・・?」

徐々に痛みがひいてきた。

「だ、大丈夫やで!なんでやろむっちゃ頭痛してきたわ!てか、雪江また浴衣来てきてな!!」


「・・・・・・えっ?」

普通に話したつもりなのに雪江の顔がさっきよりビックリしている。


「なんで・・・?」


「ん??」


「う、ううん・・・!何でもない!!分かりました、浴衣姿で行きます!」

なんかおかしい・・・

急にビックリしたような顔をしたと思ったら、
また普通に戻っている。

「じゃあ私まだ日直の用事あるから戻るね・・!」

「お、おう!」


手を振りながら雪江が教室の中に戻っていった。

まぁ仲直りできたし
良しとするか。


さっきの頭痛がなんだったのかは分からないが、
とりあえず自分の教室に戻る事にした。
< 128 / 136 >

この作品をシェア

pagetop