気持ちの先にあるもの
「な・・なんでおるんや・・・?刑務所ちゃうんかい・・・?」


ありえない・・・・

こいつがここにいるはずない・・・

何で初め見て分からんかったんや・・・

忘れるはずないやろが・・

男が車から降りてきてニヤニヤしながら叫ぶ。

「思い出したかぁ!!」



1年前の事故の犯人・・


急に頭に血が昇っていくのが分かった。。

「お前なんでこんな所におるんや?」


「まぁこっちもいろいろあったんや!」

いろいろ・・?
確かに1年前に逮捕されて懲役くらってたはずやのに・・・

「あのガキえらい元気になってるなぁ!1年前は死にかけとったのになぁ!ハハハハ!」


ブチッ!!

確かに血管が切れる音がした・・・

「誰のせいや思ってるんやぁ!!もうイッペンどつかれたいんかい!!」

殴る勢いで男に近づいたが・・・


・・・・ぐっ!!

こいつ・・・力めっちゃ強い・・

男にむなぐらを掴まれて動けなくなってしまった。


「すぐキレんなや!!」
< 131 / 136 >

この作品をシェア

pagetop