気持ちの先にあるもの
僕らはたわいのない話を少しの間笑いながら話していた。

「あぁ!そーいえばなんか用事あったん?電話かけてきてくれたけど!」

話に夢中で本題を忘れていた。

「そうそう!達也たちがなぁ淀屋川の花火大会行くんやってぇ!!」

「そうなんやぁ!!あの2人やっぱうまいこと行ってるんやなぁ!!この頃理恵機嫌むっちゃいいもん。」

「達也もかなり機嫌いいわぁ!・・・・んでなぁ・・・」

「ん?どしたん?」

やばい・・・心臓むっちゃ早くなってきた。。
こっからが本番やのに言葉につまる。
断られたらどーしよ・・

「春樹君??」

「あ、あぁ!えっとなぁ・・あんなぁ・・・
い、一緒に俺らも行かん??達也たちに誘われたし。雪江が用事無かったら・・・!」

やっと言い切った・・・

ほんまこの数秒が何時間にも思えた。。

後は答えを待つだけや・・

「行くに決まってるやぁん!!私祭り大好きやねん、むっちゃ楽しみ!理恵たちも気になるし。
誘ってくれてありがと!」

よっしゃぁぁぁあああ!!

心の中で叫び倒した。

喜びの余り無意識でガッツポーズをしている自分がそこにいた。
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