気持ちの先にあるもの
夢のような時間だった。

時間にしてみれば30分ぐらいの短い時間だったが、自分の中では確かな手応えがあった。


僕との会話で笑ってくれる!もうそれだけで人を好きになる事の素晴らしさが分かる気がする。

ベットの上に寝転びながら自然と笑みがこぼれる。。

この前達也が言ってたっけ!
「俺いま理恵ちゃんの事で頭いっぱいいっぱいやから何も手につかんねん!」

そん時はこいつは本間ダメ人間やな!とか思ったけど今の僕は人の事バカにできる状態じゃなくなっている。。

むしろ達也の言う通りなんやなぁ・・・・

何にせよ今週の日曜日が待ち切れない!!

できることなら今すぐにでもとりあえず日曜日から過ごしたい。。

その後からいくらでも残りの平日を過ごしてもいい勢いだ。


・・・あぁ1秒1秒が長いわ!!

まだ電話切ってから5分しか経ってへんやん!!

1人そわそわしている。

達也が言うには祭りの日は決戦の日らしい。

好きの延長線上には付き合いたいという気持ちがついてくるのかな?

今の僕にはそこまでの気持ちは分からなかった。
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