気持ちの先にあるもの
春樹ぃナイスや!!

春樹達が後ろにいないのを確認して、俺はしきりに理恵ちゃんのいない左手の方でガッツポーズをしてみる。

どのタイミングで言おかな。。
実際あんまり具体案は無いのだが。

「あれぇ!!雪江たちはぁ?」

理恵ちゃんが後ろをキョロキョロしている、
小さいから人込みであまり遠くまで見渡せていないみたいだが。。

とりあえず俺が出した計画なのだが、辺りを探すフリをしながら、

「ほ・ほんまやなぁ!あいつらどこいったんや!?」

わざとらしいな俺・・・

「雪江たち大丈夫かなぁ??どーしよ!」

・・・?
なんか理恵ちゃん余裕やなぁ!
もっと慌てて
探さな!とか言いそうやってんけど・・・

まぁこれはこれで俺の作戦通りに進んでるっちゅう事か!

などと勝手に介錯しながら理恵ちゃんに、

「まぁ春樹おるし何とかなるやろ!いざとなったら携帯あるし!!」

大袈裟に携帯をパカパカしてみせる。

「そやな!とりあえず楽しもかぁ!!あっ、金魚すくいあるやん!」

理恵ちゃんが出店に走り出した。

かわいすぎるやん・・・

男・・達也いきます!!
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