気持ちの先にあるもの
夏空がやっと暗くなってきた、とりあえずこの蒸し暑さが祭りぃって感じだ。

金魚すくいは散々だった・・・
とりあえず今理恵ちゃんの持っている1匹のデメキンを取るのにどんだけかかったか・・・

「むっちゃかわいいやん!達也君さすがやなぁ!!」

5回やってそれなんですけどね・・・・

まぁ喜んでもらえてよかった。

俺たちはいくつかの出店をまわりながら神社に向かっている。

人が多いせいかいつの間にか理恵ちゃんがシャツの辺りを握っている。

かわいすぎるやろ・・・

今日だけで何回思うやろなぁこの言葉!

「春樹くん雪江とええ感じかなぁ今?」

あぁそうや!
自分の事必死で春樹の事忘れてた。

「どーやろ!あいつ本間に女の子には若葉マークやからなぁ!!」

「ほんまに誰とも付き合った事無いんやねぇ!結構モテそうやのに!」

「ことごとく俺の紹介も断ってたからなぁ!やから今の恋してる春樹見るとなんかうれしいねん!」

これはほんとだ。
春樹が恋できてほんとにうれしい、


俺の大親友やから・・・!
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