気持ちの先にあるもの
マクドに変わる前まで
元々ここにはかなり古い饅頭屋があった。

僕が小さい頃ばあちゃんと良く来ていたある意味思い出の場所だ。

しかし、この辺り自体が開発されていっているんだろう

昔たまに来ていた駅前商店街が無くなって
大きな真新しいデパートやパチンコ屋が建っている。

「ずいぶん変わったなぁ」

僕はとりあえず達也の運命の人よりも
この風景にびっくりした。

「俺らの住んでるとこが
何も無さ過ぎるんやで」

確かにそうかもしれない、大きな川を挟んで東と西で別れている僕らの街はこの東の駅前よりだいぶ寂れている。


「俺らももうガキじゃないんやし、ここらまでブラブラ出て来てもおかしないやろ!」

「まぁなぁ!確かに東の方がおもろそうや」

と話しながら人でごった返した店内に入っていった。
< 6 / 136 >

この作品をシェア

pagetop