気持ちの先にあるもの
「じゃあ今日はここまで」

長い長い授業が終わり解放される。



相変わらず中学の時と同じ光景が現れる、
窓の外には校門ラッシュをする生徒たち。

変わったん制服だけやん。

結局なにも変わらない。


毎日がこうして過ぎていき高校も卒業していくのだろうか・・・


何のために僕がいるか、ふと分からなくなる時がたまにある。。


ほら・・・また何も変わらないうるさい奴がきた。


「はぁるぅきぃ君!帰りましょ!!」

相変わらずうざい・・・

もちろん言うまでもなく
達也なのだが。


「おぉ!あれ?理恵ちゃんはぁ?」

僕らの学年は4クラスある、僕は1組で雪江が2組。
達也と理恵が同じ3組なのでいつもは2人一緒に来るはずなのにいない。


「なんか雪江ちゃんと買い物あるらしくて先帰るって!!」

達也が大きくため息をつきながら言う。


「じゃあ久しぶりに2人で帰るか!」

達也を慰めるように肩を叩きながら教室を出た。
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