気持ちの先にあるもの
過去 〜真実〜
春樹くん遅いなぁ!


夏の陽射しが暑い、
もうそろそろ待ち合わせ時間から10分ぐらい経つ。

春樹君の性格からしてたぶん相当悩んでるんだろうなぁ。

何着ようとか

なんか買っていこかなとか

考えるだけでうれしくなる

私の答えはもう決まってるから早く来てほしい。


昨日の電話の時は本当にびっくりした・・・

春樹君が私のこと好きって思ってくれてたなんて
今でも信じられない。


私の気持ちはもう決まってます!!


どんな顔するかな・・・

気まずくならないよね

自信無いよ・・・

そう考えると理恵はすごい


時計を見てみる・・

まだ5分しか経ってない

30分ぐらいまでは遅刻許したげよかな・・・


大勢の人が忙しそうに行き来している。


私はそれを見ながら自分の鼓動の高鳴りを押さえる。

それにしても遅いなぁ

不安になってくる。


・・まさかね!


そんなドラマみたいなことあるわけない。


今日はプリクラ録りたいなぁ・・2人で。


不意にカバンに入れている携帯が鳴り響いた。
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