気持ちの先にあるもの
まあ当然の事だが
達也が隣に立った瞬間に
2人の女の子は一瞬達也を見た後、顔を見合わせて怪しい奴が来たと確認し合っていた。

「・・・あんなぁ・・
自分ら東中やんなぁ?」

何とか聞こえるかどうかの声で話し掛けている達也に先程の僕に見せた自信に満ち溢れていた態度は無かった。
足は微妙に震えていてどーみても緊張しきっていた。
達也の恋終わったなぁ・・・出だしから
僕はポテトを食べながらその光景を見ていた。

怪しそうに見ていたプルプルがようやく口を開いた。

「そーやけど!西中の人が何か用なん?」

相変わらずプルプルしているがキツメの口調で聞き返してきた。

「や、やっぱそーやんなぁ!・・俺らここらへん来るん初めてでゲーセンどこあるんか分からんねん。やから教えて欲しいなぁって!なぁ?」

言うなり達也は僕の方に顔をむけてきた。
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