もっと、きっと、ずっと、ずっと。
「ちょいちょい!
待ってくれよお兄さん!」


一歩踏み出したらとめられた。

やっぱ俺関係あるんだ・・・。
この面倒な人たちと関わるんだ・・・。

・・・。


「ほらもうカグラさんがおかしいから
こうやって嫌な顔されちゃうんですよ」

「こりゃワシのせいじゃない。
なんとか聡の顔が
もともと変なんじゃねぇのか」


「ちょっとあんたら!
失礼すぎやしません?」


「これは失礼。
紹介が遅れてすまない。

吹下聡くん。」


「ワシから名乗るぞ
ふきしもさとしくん!」


「はぁ・・・。
カグラさん、もう苗字いらないんで
とりあえず漢字で呼んでください。
ほんと読みづらいんで。

そしてカグラさんとタスクさんって
名前はもうわかってますから・・・」


「なんと!聡くんは超能力が使えるのか
いや透視能力というのか!?」

「ちょっとカグラさん
私そろそろ面倒になってきましたので
黙ってていただけます?」


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