もっと、きっと、ずっと、ずっと。
目の前には
いかにも頼れる人というオーラを放ち
どこか安心感も兼ね備えた

そんな女の子が立っていた。


「聡さんっ!
中、入らないと!」


ララの声で我に返った。
一歩踏み込んだときだった。


「私、1組の代表の佐倉はるか!
これからよろしくね!」


綺麗な、澄んだ声だと思った。


「聡さん自己紹介ですわよーっ」


「あっ・・・
俺、吹下聡!」


「聡くんね!

あ、聡くんってバスケ部じゃない?
私バレー部なの。
入れ替えで見かける気がする!

部活入ってる人でよかったぁー・・・。

手抜きたくはないけど
部活にもちゃんと参加したいよね!」
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