あおぞらカルテ
蓮くんはそれから喜んで採血をさせてくれるようになった。
「道重先生、すごいなぁ~」
飯塚先生が笑って言った。
「そういえばキミ、体操のお兄さんっぽいもんね!」
「褒め言葉に聞こえませんけど…!?」
「うーん、これでも褒めてるつもりだけどなぁ~」
蓮くんはというと…
「せーんせーい!」
「…っうお!?」
ナースステーションで診療録を書いていたら、いきなりオレの足の間から現れる。
「10かぞえてね!」
「何!?何が始まるんだ!?」
「かくれんぼ!!」
「おい、いい加減にしろっ!!」
「いーち、にー…」
病気の子供とは思えないくらい、憎たらしくて、すばしっこくて、とんでもなくカワイイ奴。
それが、なぜか日々人数が増えているのは何故だ!?
「よーし、こっちも見つけたぞ!!」
子供たちを担ぎ上げて病棟を走り回って、病棟師長に怒られる毎日。
「ちょっと、道重先生!?ちゃんと仕事もしてくださいよ!!」
小児科医も案外悪くないな!
「道重先生、すごいなぁ~」
飯塚先生が笑って言った。
「そういえばキミ、体操のお兄さんっぽいもんね!」
「褒め言葉に聞こえませんけど…!?」
「うーん、これでも褒めてるつもりだけどなぁ~」
蓮くんはというと…
「せーんせーい!」
「…っうお!?」
ナースステーションで診療録を書いていたら、いきなりオレの足の間から現れる。
「10かぞえてね!」
「何!?何が始まるんだ!?」
「かくれんぼ!!」
「おい、いい加減にしろっ!!」
「いーち、にー…」
病気の子供とは思えないくらい、憎たらしくて、すばしっこくて、とんでもなくカワイイ奴。
それが、なぜか日々人数が増えているのは何故だ!?
「よーし、こっちも見つけたぞ!!」
子供たちを担ぎ上げて病棟を走り回って、病棟師長に怒られる毎日。
「ちょっと、道重先生!?ちゃんと仕事もしてくださいよ!!」
小児科医も案外悪くないな!