あおぞらカルテ
里香は怒ると3日は無視を決め込む。
メール送っても返事はないし、電話も着信拒否だ。
あー…里香ちゃん…。
普段会わなくても平気だったりするのに、こうなると無性に愛しくなるのはなんでだ?
感傷に浸っているオレに、残っているのは…仕事だ。
「道重先生、来週の英文抄読会、参加するよね?」
「はい、そのつもりですけど…」
「せっかくだし、1題もってきてくれない?」
ニコニコしながら循環器部長に言われて、オレもニコニコしていたけど…
「ら、来週ですよね!?!?」
「うん、来週の水曜日。19時から、3階の院内講義室で」
ぜったい間に合わない!!
テーマ見つけて、英文読んで、要点整理して、資料まとめて…
一週間でできるかバカー!
「じゃ、よろしく~」
断る隙もなく、部長先生はホクホクした笑顔で去っていく。
絶対徹夜だ…。
外来診療を終えた大屋先生をつかまえて助けを求めた。
「うん、じゃあ僕が使おうと思ってたテーマを譲ってあげる」
「マジですかっ!?」
「でもちゃんと勉強してくださいね」
譲り受けた論文には既にマーカーがひいてある。
…感激だぁ~!
大屋先生は相変わらず静かだけど、なかなか面倒見のいい先生だって分かった。
メール送っても返事はないし、電話も着信拒否だ。
あー…里香ちゃん…。
普段会わなくても平気だったりするのに、こうなると無性に愛しくなるのはなんでだ?
感傷に浸っているオレに、残っているのは…仕事だ。
「道重先生、来週の英文抄読会、参加するよね?」
「はい、そのつもりですけど…」
「せっかくだし、1題もってきてくれない?」
ニコニコしながら循環器部長に言われて、オレもニコニコしていたけど…
「ら、来週ですよね!?!?」
「うん、来週の水曜日。19時から、3階の院内講義室で」
ぜったい間に合わない!!
テーマ見つけて、英文読んで、要点整理して、資料まとめて…
一週間でできるかバカー!
「じゃ、よろしく~」
断る隙もなく、部長先生はホクホクした笑顔で去っていく。
絶対徹夜だ…。
外来診療を終えた大屋先生をつかまえて助けを求めた。
「うん、じゃあ僕が使おうと思ってたテーマを譲ってあげる」
「マジですかっ!?」
「でもちゃんと勉強してくださいね」
譲り受けた論文には既にマーカーがひいてある。
…感激だぁ~!
大屋先生は相変わらず静かだけど、なかなか面倒見のいい先生だって分かった。