あおぞらカルテ
そりゃ痛いだろって感じの打撲。
「実は…学校でいじめられていて、階段から落ちたって…」
それを早く言ってくれよ~。
内心そう思ったけど、ぐっとこらえた。
「はるとくん、痛いよなぁ。息苦しくはない?大丈夫?」
聴診器を当てながら思う。
それにしても…なんで夜中?
学校で落ちたなら、その時に来るはずだし…なんか気持ち悪いな。
「あの…先生?」
「はい?なんですか?」
「家に帰れますよね?」
母親は心底心配そうに息子の頭をなでている。
まさかとは思うけど…
虐待とかじゃないよな…?
「とりあえずレントゲンを撮ってみますね。肋骨が折れて肺に刺さる場合もありますから」
見た感じは優しそうな母親。
子供を虐待するようには見えない。
だけど…。
「それじゃあ、お母さんは外でお待ちくださいね」
そう言ってとりあえず引き離す作戦。
はるとくんは不安げな表情。
「実は…学校でいじめられていて、階段から落ちたって…」
それを早く言ってくれよ~。
内心そう思ったけど、ぐっとこらえた。
「はるとくん、痛いよなぁ。息苦しくはない?大丈夫?」
聴診器を当てながら思う。
それにしても…なんで夜中?
学校で落ちたなら、その時に来るはずだし…なんか気持ち悪いな。
「あの…先生?」
「はい?なんですか?」
「家に帰れますよね?」
母親は心底心配そうに息子の頭をなでている。
まさかとは思うけど…
虐待とかじゃないよな…?
「とりあえずレントゲンを撮ってみますね。肋骨が折れて肺に刺さる場合もありますから」
見た感じは優しそうな母親。
子供を虐待するようには見えない。
だけど…。
「それじゃあ、お母さんは外でお待ちくださいね」
そう言ってとりあえず引き離す作戦。
はるとくんは不安げな表情。