萌えキャラ☆ツインズ!
第一章:可愛い双子、ここにあり!

「紅ちゃん可愛いーーーーっ萌えーーーーーっ!」
「葉くん、可愛すぎっ弟にしたいーーーっショタ萌えーーーっ!」


朝から、よくそんなキーキー声が出るものだ…と呆れてしまう。
ふたりで校門に脚を踏み入れた瞬間コレだ。


「葉…行こ?」
「うん」


ふたりは軽く息を吐いて、顔を上げる。
そして、あたりを軽く見渡して…


「「みんな、おはようっ」」


僕達がにっこり微笑んで朝の挨拶をした瞬間、キーキー声は更に大きくなった。
その声を煩そうにしながら溜め息を吐いたのに誰も気づいていない。


僕達は怒りを通り越して呆れを感じながら、自分達の教室へと向かった。





 

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