副会長の初恋語
「何がキセキなんスか??」

「え、べ、別にっ?
部屋とれたの、奇跡、に近いなぁーって?
別に、どうでもいいでしょ?こんなコト」

「どうでもよくない」


「は?」

「どうでもよくない。
先パイと遊んでれてんの自体、俺ん中ではすげーコトだから」

…は。

何言って、こいつは。

「ば、バカじゃないの?あんた」

「そーかもね?

先パイの前では、ホント、ヤベーんだわ俺」

「あはっ、ほーんと、私には理解不能だわ、立花くん」

「///っ///」


さっき持ってきたメロンソーダを一気に飲む。

う、氷が溶けててまずい。

「ん、立花くんの歌も聞けたし、そろそろ私歌おうかなぁ?
なーんて・・・立花くん?どうかした?」

「いや、とくになにも」

「そう」


ピ、ピ、ピッ。

手早く知っている曲を転送する。

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