副会長の初恋語
「いやいや、そーゆーコトじゃなくてっすね」

どうやら私の顔に出ていた意思を無駄に汲み取ったらしい後輩。


・・・ちっ。


「知弦先パイっ、超あくどいカオになってますけど!」

「なってないわよ?一体なんのこと?」

「カオ!カオかなり怖いっす!」

「ふぅん・・・そう、そういうこと。

つまり、私の顔が般若のようだと」

「そんなこと言ってないっすっ!?」


「・・・そう」

「っ」


ま、楽しかったからいっか。

さながらコントだったけど。

漫才だったけど。

・・・漫才。ピアニカ。夫婦漫才。


・・・私と。立花。

さっき、私、立花、コント、漫才。


・・・・・・うにゃあああああああああああああああああああああああああああああ!?!?


私私私私わたわたわたわた私っっ!!!!!!!

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