君と杯を交わそう ~契約婚から築く愛~
時間内でいくつかのお店を廻り、何人もの人とアドレス交換をした。



「それでは、最後のお店の移動をお願いします」




お店の人の案内から紫苑先輩達と決めたお店へと向かうと紫苑先輩と珠洲ちゃんは既にお店にいた。




「紫苑先輩」
「杏ちゃん。時間までは自由ね」
「わかりました」





一方、西森真司と佐伯陵、江藤純哉と川瀬久仁彦も同じ店に。



「おっ、純哉。お前も来てたのか?」
「陵、真司も。まだ、諦めてないのか?」
「当たり前だろ。久仁彦は?」
「いるよ。あそこ見てみ」



言われて見ると、とある席に座ってる久仁彦がいた。



「ん?あれって、紫苑さんと珠洲さん?」
「知ってるのか?」
「知ってるというか、別のお店で席が一緒になったんだよ」
「じゃあ、俺らはあそこだよな。あ、あの子達と話して来いよ」



そう指さす先には杏莉と眞澄がいた。



「わかった。じゃあ、終わったらな」
「おぅ」





お互いがさっき会った相手と話して、それ以外のいくつかの人と話をしてると、終わりの合図が出た。

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