君と杯を交わそう ~契約婚から築く愛~
「久仁彦。お前、今日どうすんだ?」
「上、泊めて」
「純哉。明日、サッカーあるから」
「あいよー」





駅に向かう途中、4人はいつもと変わらない話していた。それは、杏莉達も同じだった。






「あ、あの。西森さん」
「ん?あ、杏莉ちゃんに眞澄ちゃん。橘さんに藤田さんも。知り合いだったんですか?」
「ええ。西森さん達も仲良さそうですけど」
「大学時代からの友人なんだ。純哉のお店によくいるんだ」
「純哉さんのお店ってバーですよね?」
「ああ。知り合いばっかり来るスポーツバーだよ」
「……今から行ってもいいですか?」
「今から?」
「迷惑ですか?」
「いいよ。休みにしてもこいつらだけは来るから」




珠洲ちゃんのお願いによって、私達も純哉さんが経営しているバーへと向かった。



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