悲観のブルーダイアモンド
悲劇の幕開け

ルイーズエリザベート




“…ルイーズ?私たちはずっと一緒だからね。だから忘れないで”

“…うん。忘れるわけないよ。”









…1740年8月14日…





私のために数百人の人々が集まった。
誰もがおめでとうと声をかけ、
微笑んで祝福してくれてる。


それとは別に私を品定めする瞳もいくつかあるようで
目が合えば驚いた顔をして目を背けてしまう彼らを
愛おしく思う日は来ないであろう。


ブロンドで綺麗にカールした髪は
女子の憧れ。

白くてキメのこまかい肌、大きな瞳
薄くて紅色の唇、細いウエスト

絶世の美女と言われるほど
美しい私に誰もがみな羨む。

今日は私の13回目の誕生日
私のための日。








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