あんたのどれいのままでいい。
「はーご馳走様ー♪」

満足そうにする久原と一緒にファミレスを出た。

もうすっかり暗いし・・・。

とっとと帰りたい。

「じゃああたしこっちだし」

久原の家がどことか知んないけど

さっさと離れたくって言った。

「残念ながら俺もこっちに用あんだよね」

そう言ってにっこり笑う。

悪魔の笑みだ・・・。

仕方なく一緒に歩き出す。

「てかさぁあんた一体何が目的なのさ・・・」

あたしが話し出した時、

パパ---ッ

車のクラクションが鳴らされた。
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