あんたのどれいのままでいい。
内緒のデート。
学校を出て、帰路に着く。

歩道橋の上でぼんやり

夕日を見てた。

はぁ・・・

納得した振りしたのに溜息が出る。

ピルル~♪

ケータイが鳴った。

サブ画面の表示を見ると相手は久原だった。

もぉっ

辛い気分にも浸らせてくれないのかこいつは。

ピッ

「何か?」

冷ややかな態度で電話に出た。
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