あんたのどれいのままでいい。
そんな恭ちゃんを見上げた。

あたしが156cm

恭ちゃんは178cm

この身長差がとても好き。

じっと恭ちゃんの顔を見てると

恭ちゃんがあたしを抱き締め返す。

あたし

物欲しそうな顔をしていたのかもしれない。


「和葉・・・」


あたしの名前を呼ぶ。

名前を呼ばれただけで、

身体がしびれるような感覚に陥ってしまう。


「・・・っ」


恭ちゃんがゆっくり顔を近づけて来た。

あたしはそっと瞳を閉じる。
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