いちごチョコ





「え、そうまくんそれ…」



「あぁ、ごめん見てもうた」






しゅんの家から帰ってるとき
まなえが俺の持ってるノートに
気づいた。怒るかな…





「全然見てくれていいで!
まなえが勝手に思い出
かいてただけやからっ」




「そっか。これからもっと
いっぱいかけたらいーな。」





このノートのおかげで
一応まなえ戻ってきたし。




あ、そーいえば。





「はると何か用事あったん?」




「・・・もうちょっと待って?
もうすぐわかると思うから!」






気になるけど言い方的に
大丈夫そうやしそれ以上
問い詰めへんかった。






けど、ほんまにすぐ
理由がわかった。




あの日から3日ぐらい経って
仕事から帰ってきて
普通にご飯食べようとしたら
インターフォンがなった。





「そうまくん、でてくれへん?」






いつもはまなえが走って
玄関いくのに珍しく俺に頼んだから
変やなーと思いながいったら。





「「そうま!
ハッピーバースディ!!」」





「おわっ!っえ?
あ、俺今日誕生日やん…」






3月は俺の誕生日やった。





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