いちごチョコ




「そうま!起きろー。
メールきてる」



「んー…」






うわ…もうすぐ10時やん。
起きな…ってか、携帯。





『今から卒業式!
いってきまーす( ̄^ ̄)ゞ』






まなえか。
俺も早く用意しな。





「まさき、洗面所借りるな」



「おん」





あいつ、起こしときながら
自分普通に寝転んで
起きる気ないやんけ。






ガチャ。





「まさ…っ、え?誰…」




「は?・・・え?」






寝ぼけてんのか。


目の前に女の子おるけど。
めっちゃ可愛らしい子。

肌、白っ!





「あの…まさくんは…?」



「えっ、とあっちで寝てるけど…」



「あっ、まさくんの彼女の
りなです。お友達ですか?」




「まさきの彼女っ?!」





うそやろ?!
こんな可愛い子が
あいつの彼女?!


ありえへん…






「うわ!りな!何できたん?」





俺がでかい声だしたから
まさきが起きてきた。





「休みって聞いたから
ご飯とか作りに来てんけど…
帰った方がいい?」




「いや、帰らんでえーよ!
もうすぐそうまも帰るし。」





「あ、俺まさきと仕事してる
そうま…です。」






何で敬語なったんやろ。
確か幼馴染とか言ってたから
俺より年下っぽい。


にしても、可愛いな。





「まなえちゃんに怒られるぞ」



「・・・別に何もしてないわ」







まさきにはもったいない。





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