いちごチョコ
まなえSIDE*
そうまくんとゆうくんと
初めてゲームしたあの日の夜。
部屋に戻って
どうやったらそうまくんと
気まずくなく接することができるか
寝転んで考えた。
原因は自分が壁を作ってるから。
第一印象でどっかそうまくんを
怖いと思ってるから
変な壁を作ってしまったんやと思う。
だから、明日から
みんなと同じように。
嫌われようが思いっきり話す。
その方がそうまくんにも
失礼じゃないと思うし。
それからそれを意識して
喋ったら、今までのが嘘のように
しゃべりやすくなった。
いたずら好きなとこも
昆布おにぎりが好きなところも
酔ったら笑いがとまらんくなることも
色んなことが知れて
いっきに距離が縮まったと思う。
「まなえ、ゲームする?」
「するする!」
いつしか、これが
当たり前になってた。