いちごチョコ





「そうまくん!
その浮き輪取って~」



「はい」




まなえに浮き輪渡したら
1人で深い方に行こうとしてた。




「おぉっと、意外と深い…」





何か、危ないなぁ。




「そうくん、そうくん!」


「なんやねん、はる…」




まだ、緑の汚いやつつけたまま
はるが俺の横きた。




「まなえちゃん追いかけな!」



「俺が?」



「そうくん以外誰おるんよ!」




俺が行ってどうすんねん…




「もし浮き輪から落ちたら?
もし、流されたら?
もし、変な男にナンパされたら?」



「あぁ!もう!わかったって!
いけばえーんやろ!いけば!」




「いってらっしゃぁい」






はるにのせられた・・・。




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