私の声を返して

 「ねぇ・・・・」

 「・・・・・・」


 反応がない。


 何で・・・・?


 急に不安になってくる。


 なに馴れ馴れしく喋ってんの?

 とか?


 待ってるからって言っただけで、もう待ってない

 とか?



 どうしよう・・・・!!




 そんなとき、彼の抱きしめる力が強まった



 「言わなきゃいけないことがあるんだ・・・」


 寂しそうな、悲しそうな、悔しそうな、

 表情をしながら、私の耳元につぶやいた



 何・・・・?


 いいこと?

 よくないこと?



 「・・・・なに?」



 瑠衣はゆっくり、喋りだした
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