隣の彼女は・・・

「さくらさん、すみません、お醤油かりたいんですけど・・」


すっげ~古臭い手?


さくらが立花旭の部屋にいるのは知ってるから、直接そっちに行ってみた。


「お醤油?
駿くん、自分でお料理してるの?」


ドアから顔を出すとさくらがそう言って

醤油を俺に手渡した。



「はい。けっこう料理は得意なんですよ。
助かりました。じゃあ・・・」


そう言って、取り合えず


今日も

さくらの顔も見たし・・・

二人のじゃまもしたし・・・

部屋に戻ろうとしたら



「そうなんだあ~。

すごいね。」



予想外にさくらが

俺の部屋に着いて来た。



まっ・・いっか。

実際作ってるし・・・



玄関を入ると

「うわ~、いい匂いする~!」

さくらが俺より先にキッチンに向かった。




ホントに予想外・・・


でも、嬉しいけど・・・



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