隣の彼女は・・・
「あ、駿くん目え覚ましたの?」


「さくら・・さん?」



何でさくらまで鈴の部屋に居るのか?


おまけに

「随分と寝てたな。死んだかと思った。」


立花旭まで・・・?



「私、一人じゃ運べなくって来てもらったんだ。」


「そう、来たら駿くん廊下に伸びてて
びっくりだったよ。」


「お前も若いんだからもう少し鍛えとけよ。」


「ですよね~。あれぐらいで吹っ飛ぶようじゃ困ります。」


「だよねぇ~。」



「じゃあ、こいつも目覚めた訳だから、
さくら、帰ろう。」


「そうだね。駿くんまたね~。」


「ありがとうございました。」




まだ頭のはっきりしない俺をよそに


鈴が、さくらと立花旭と見送りに出て



俺は、その間


何があったんだろう?



何が・・・


と必死に考え


「あ・・・・」


思い出した。



あの時・・・



そうだ!


三浦先生にキスされる直前・・・


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