隣の彼女は・・・
「そう言えば・・・。」

さくらが出掛けると神崎先生は、
参考書をめくる手を止めて俺の方見た。


何だろう?

そんな風にジッと見つめられると・・



「何ですか?」

「駿くんってさくらのこと好きとか?」


急に何かと思えば・・・


「いえ・・ええ・・まあ。」


別に恥ずかしいことでもないのに

俺は、口ごもってしまった。


「さくらに告らないの?」

「いや・・・えっと・・・。」



つ~か・・・

顔が・・・火照る


何赤面してんだよ・・・。。。


いや・・・

赤面の理由はさくらに対する恋心じゃなくって・・・



神崎先生・・・


顔近づけすぎ!



すごい興味津々なのは分かるけど・・・


だって、自分の姉のことだし・・・


けど

マジ・・・顔近すぎ!



俺の肩スレスレのとこまで顔持ってきて


耳元でしゃべるの



止めてくれ・・・よ


息がかかると

正直・・・


ドキドキしてる



お~~~~い!


過去の教訓はどうなった?



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