隣の彼女は・・・
「ふぁ~・・・」


さくらのあくび・・・


眠いらしい


いったい、さくらは昨日なにしてたんだ?




「静ってば、遅いね。」


さくらがそう言った時


ピンポーン


とチャイムが鳴った。




「静?」


わざわざ鳴らすんだから神崎先生じゃないのぐらい分かる。


俺が出るのもなんだし・・・と思っていると


さくらが立ち上がり・・・


ヨロメイタ



「さくらさん!」



とっさに支えようと立ち上がったのだが・・・



支えきれずに

二人してソファーに倒れ込んでしまった・・・




俺の胸に顔を埋めた状態のさくら。



動かない・・・


つ~か


さくら・・・


すっげー酒くさ!



でも

抱きしめたさくらは柔らかくって・・・

しばし・・・

何もかも忘れそうだった。



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