隣の彼女は・・・
「勉強頑張ってる?
あんまり無理しないでね。」

「ええ・・。」


なんか・・・さくらが他人行儀な気がするのは・・・
気のせいじゃない・・・よな?

おまけに元気もない?


「静のやつ今日お休みでしょ?」

「はい。」


今日は、神崎先生の授業はないけど
いつもなら来てる。

なんかあった?


そんな俺の疑問に・・・

「あいつね、結婚してたんだよ。」


け、結婚?


「神崎先生が?・・ですか?」


変に大きな声が出てしまった。



どうゆ~ことだよ?


別に俺は神崎先生ファンの女子じゃないけど・・・

これってすっげ~スクープ?


鈴のやつめ・・

この話を知ったらどうする?




エレベーター前

他の予備校生が二人を見て通る。



「時間あったらそこでお茶しませんか?」


詳しく知りたい。

って・・・

俺は野次馬か?



いや・・・それだけじゃなくって・・・


さっきから

さくらの目に見えない壁みたいなの・・・


それを取り去りたいんだ。



ちょっと会わなかった間に


俺たち

ものすごく距離ができた



そう・・・感じる。。。



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