隣の彼女は・・・
「あ、うん、郵便局に用だったんだけど・・
ちょっとぐらいいっか。」


そうだ・・

さくらは仕事中だった。


会社の制服――
紺のベストに赤のチェックのリボン、紺のタイトスカート


タイトスカートって女子高生にはない

女子高生のプリーツのミニスカートもいいけど・・・


俺は、どっちかって~と

タイトな方が好み・・かな?

しかもベストとかブラウスとかだらしなくないし・・・

きっちり着こなしてる分いろんなとこがはっきり分かるし・・・




OLっていいよな~・・・



うん?



先に歩いてくさくらの後姿を見ながら・・


すっげー観察?

俺って変態?


いやいや・・・

ただの好みを言ったまでで・・・





「なに?」



急にさくらが振り返った。



ドキッとした。


別に変なこと考えちゃいないけど・・・


妄想に入る寸前だった。


思春期だからしょ~がないだろ?そうだろ?


思春期・・・っていつからいつだっけ?


そんなこと考えてる間にカフェに来てた。



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