仮面ライダー ORIGINAL FORM



『くらえっ!!!』


加速した勢いをそのまま右腕に込めて――

――バシィッ

「ぐっ!!」
「『スタート』」
「あ!?」

尻尾で防がれた右腕から、再び機械的な音声。
その声に一瞬気をとられる蛇野郎に立て続けにパンチを浴びせる。

『おりゃぁぁぁああっ』

――バシバシバシバシィッ

「『クライマックス』」


三度目の音声で

――ザシュッ


後ろに飛びのいて蛇野郎と距離を置くメガネくん。


『ふぅっ……こんなもんか』


「おいおいおい、そんなパンチじゃビクともしないぞ?人間よりは数倍強い威力だったがな…シャーッはっはっ」


防御の体制を解いた蛇野郎は平然としていて、奴のいう通り、ダメージを与えているようには見えない。




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