地味子の素顔
ten*
ついに花火の時間だ・・・
力虎君は何を話すつもりなのだろうか・・・
怖くて仕方がない。
「歌鈴。」
『ん?』
「・・・」
『・・・』
この間が怖い・・・
「あのさ・・・俺・・か、歌鈴の事が・・・好きなんだ」
『え?』
「よければ俺と付き合ってくれない?」
『う・・・』
私は思わず涙をこぼしてしまう。
「だめ?」
そう問いかける力虎君に首を横に振る。
「OKってこと?」
『うん』
「っしゃーー」
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