あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
「何悩んでるの?僕には言えないこと?」


近い、近い……!!


顔が近いよ……!


「……もしかして、男?」


その質問にドキリとする。


それが顔にも出ていたらしい。


「ふぅ~ん。男のことで悩んでるんだ~」


優也のその言葉がバカにしているように聞こえて、カチンときた。


「別にいいじゃない、あたしが誰のことで悩んでたって!」


そう、言い返した。


でも、言い返した瞬間にハッとする。


だって、優也がひどく悲しそうな表情をしていたから。

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