あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】


「行ってきま~す」


あたしは玄関のドアを開けて優也と一緒に家を出た。


「で、どうしたの?」


家を出た優也は口調を変えて話し出す。


あたしはお父様と話したことをポツリポツリと優也に話した。


「勝手に決められていたなんて……あたし、全然知らなかった」


「ごめん」


優也がいきなり謝ったので驚く。


「なんで、優也が謝るの?」


「僕、婚約のこと知ってたんだ。誠二様から聞いて僕も驚いた。でも、さやにはまだ言うなって」


優也も知ってたんだ。


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