あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
雪が不思議そうにあたしの顔を覗き込む。


「え、そんなわけないじゃない。嬉しいよ、だって未来の旦那様からのプレゼントだよ!愛されてるってことだもん」


そうだよ……。


政略結婚のことなんて前から納得してたことじゃない。


好きな人が出来たとしても諦める覚悟は出来ていたし、家のためだって理解していたはずなのに……。


なんでだろう、素直に喜べないのは。


しかも、優也はあたしが結婚するのを嬉しそうに話してたし……。


< 152 / 343 >

この作品をシェア

pagetop