あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
覚えてますか、と優也は続けた。


「お嬢様が犯罪者に襲われたとき、首に怪我していたでしょう?痛いのを我慢して隠していたのを知っているんですよ」


そして優也は一度目をふせた。



「心配したんだよ」

ふっと、口元に笑みを浮かべて、優也は元の口調で話し出した。


優也の本心が垣間見えた気がした。


その後は他愛もない話をしばらくして、あたしは眠りについた。


あたしの横には、お嬢様が眠りにつくまで傍にいます、と言った優也が見守っていた。


< 157 / 343 >

この作品をシェア

pagetop