あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
あたしは呆れてものが言えない。


仮にも先輩なんですから、更に生徒会なんですからきちんとしましょうよ……。


「あの、とりあえず離してもらっていいですか?」


「あぁ、ゴメン、ゴメン」


隼人先輩はあたしを抱きしめている手を離した。


「だってさ、さやちゃん可愛いから、つい」


「からかわないでくださいよ」


あたしは隼人先輩のその言葉に赤面しながら言った。


「あ、さや。仕事終わった?」


夏目先輩がグラスを運びながら来た。


「あ、はい。ここのテーブルは終わりました」


「じゃあ、休憩していいよ」


夏目先輩はニコリと笑いながら言う。


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