あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
ちらっと優也を見ると、無言でずかずかと歩いている。


どこに行くんだろう?


「……優也」


あたしは試しに優也の名前を呼んでみる。


「……」


反応なし。


「優也」


沈黙。


どうしようか?


あたしは視線を落とした。



ふと、気がつけば優也は歩みを止めていた。


着いたのかな?


辺りを見回すと外だった。


今は夜だから空は暗い。


でも、星や月が出てて明るい。


優也が振り返る。


「優……也……?」


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