あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
「さや、ちょっと食べ過ぎじゃない?」


雪が心配そうに顔を覗き込む。


「大丈夫。あたしはこんなんで酔ったりしないから」


「でも顔赤いよ?」

雪があたしの頬に触れる。


雪の手、冷たくて気持ちいい~。


「ん?だって、暑いんだもん。外の空気吸って来ようかな」


それに、少しボーッとする。


あたしがそう言って、一歩踏み出したときだった。


グラッ


視界が揺れた。


「「さや!!」」


雪と悠の声が二重奏に聞こえて、それから周りがざわめき、何人かの足音が聞こえて、それから……。


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