あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
「悔しいんだ?顔に出てるよ」


うげっ……、見破られた感でさらに悔しい。


どうしても口では優也に勝てない。


優也はあたしに隠し事してる気がする。


でも、うまくはぐらかされて、なんとなくそのままにしてしまう。


聞きたいことはたくさんあるのになぁ。


優也がいつか話してくれると思うし、それまで待とう。


でも、気になりすぎて……


「……や、さや」


眠れなくなりそうだし……


「さや!!」


「ふぇっ!?」


耳元で名前を呼ばれてあたしはハッとする。


もう、びっくりするじゃん!!


「優也、耳元で叫ばないでよ」


「叫んでないよ。まだボーッとしてる。酔いが醒めてないのかな?」


優也はあたしの額に触れてくる。


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